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中古一戸建てを購入する際の注意点を教えて!
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住宅の購入には多額の費用が掛かります。初めてマイホームを購入する場合、期待と夢が膨らむ反面、不安も多いのではないでしょうか。新築住宅を購入するにせよ、中古物件を選ぶにせよ、下調べは入念に行いたいところです。そこで今回は、一戸建ての中古物件を購入するときの注意点についてご紹介します。

 

 

【1】信頼できる不動産会社を見つける

信頼できる不動産会社住宅を探すときは不動産仲介業者と一緒に探すことが多いため、信頼できる不動産会社を見つけることが大切です。信頼できる不動産会社の担当者であれば、顧客のニーズに応じた有益な情報を提供してくれるでしょう。

 

「○○という条件で住宅をお探しであれば、この物件は買わない方が良い」というように、物件価格に関係なく、顧客第一でアドバイスをくれる担当者を見つけましょう。自社の利益を優先して、高額物件ばかりを勧める会社も存在するため、注意が必要です。

 

【2】物件の築年数を確認する

築年数が経過すれば、建物は当然劣化します。そのため、気に入った物件があれば、必ず築年数を確認してください。最近は地震に強い住宅を希望される方も少なくありませんが、建物の建築時期によっては現行法の耐震基準を満たしていない場合もあります。

 

耐震基準には、現行の新耐震基準旧耐震基準があります。新耐震基準は大幅な耐震基準改正が行われた1981年以降の耐震基準、旧耐震基準はそれより以前の耐震基準です。新耐震基準では、震度6強から7程度の大地震でも倒壊しないという条件を建物に課しています。

また、木造住宅においては2000年に新耐震基準にさらに細かな安全性の基準が追加されており、2000年以降の建物はさらに安全に建設されていると考えられます。

基準が改正された年に建てられた物件については注意してください。

例えば、1981年に建てられた物件であっても、新耐震基準の施行直前に建築確認を受け、旧耐震基準のもとで設計されている可能性があるため、注意してください。

 

 

【3】内覧で欠陥や不具合を細かくチェック

欠陥や不具合「リビングやキッチン、浴室、トイレなどの傷や痛み」「壁や床などの汚れ」などを、内覧でしっかり確認するようにしましょう。分からないことがあれば何でも販売担当者に質問し、欠陥や不具合を見つけたときは担当者に伝えて対応してもらうことが大切です。

 

中古住宅を購入する際、備え付けの給湯器やキッチン設備などをそのまま使用することもあるでしょう。この場合、設備に不具合はないか、いつ製造されたものかという確認を忘れないようにしましょう。基本的に製造から10年以上経過したものであれば、新しい製品と取り換えた方が良いかもしれません。

 

【4】リフォーム費用も予算に含める

中古住宅の購入予算を決める際は、リフォームまで想定した見積もりにしておくと、急な修繕が必要となった場合でも対応できます。安さだけを重視して中古物件を購入すると、後で大がかりなリフォームが必要となり、新築購入よりも費用がかさんでしまうケースも考えられます。

 

【5】物件周辺の立地環境を調べる

物件の状態や築年数だけではなく、物件周辺の立地環境も確認してください。最寄り駅までの距離、スーパーや商店街の有無、近くに騒音の原因となる施設や店舗はないかなど、住みやすい条件が整っているかどうかを細かくチェックしましょう。

 

子供をお持ちの家庭の場合、近くに保育園や公園があると便利です。インターネット上での下調べや、事前に足を運んで確認することはもちろん、地元情報について販売担当者からも詳細を聞くようにしましょう。

 

おわりに

建物の欠陥や取り付け設備の状況、築年数など、中古住宅の購入時は念入りに物件の状態を確認することが欠かせません。また、最近では素人には分からない中古住宅の劣化状況などを専門の建築士が検査してくれるサービスも広がっています。住宅選びで後悔しないためにも、担当の不動産会社とのコミュニケーションを大切にし、積極的に情報収集しましょう。

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