地盤と建物のWebメディア。知って、学んで、解決する!
地盤と建物のWebメディア。知って、学んで、解決する!
住宅購入の流れについてご紹介!家と土地のどちらから購入?
この記事をシェアする
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • URLをコピー

自分好みにデザインと間取りが決められる注文住宅。家づくりに自ら関わる喜びと楽しさがあり、「家を買うなら注文住宅で」という方は増えています。

いざ注文住宅を建てることになったとしても、家のデザインと土地、どちらを先に決めるべきか悩んでしまう方は多いはず。

そこで今回は、住宅の一次取得者向けに注文住宅を建てる際は、家と土地のどちらから探すべきか、双方のメリット・デメリットを踏まえてご紹介します。

先に決めるのは家か?土地か?

注文住宅で迷いがちな「家を先に決めるか、土地を先に決めるか」という問題。どちらの選択にもメリットとデメリットがあるため、まずは違いをよく確認した上で判断したいところです。

どちらを先に決めるかによって、マイホームづくりのビジョン、設計、立地、予算などが大きく変わってくるので、メリットやデメリットをきちんと理解した上で、目的に沿った家づくりを進めましょう。

「家」から決める場合のメリット・デメリット

「家」から決める場合のメリット・デメリットまずは、家の設計やデザインから入るメリット・デメリットをご紹介します。

【メリット】家のデザインをとことん追求できる

理想の家のイメージづくりから始めれば、土地の条件に縛られない、自由度の高い注文設計が可能となります。「こんな家に住みたい」というビジョンが明確になり、理想の住まいの具体像も描きやすいでしょう。マイホームに合った土地の条件がしっかりと定まるため、その後の土地選びもスムーズに運びやすくなります。

土地を探す際は不動産事業者に任せるものと思いがちですが、家のデザインから検討することで、土地選びをサポートしてくれる工務店やハウスメーカーが見つかる点もメリットと言えます。

【デメリット】家に力を入れすぎて、ふさわしい土地が見つからないことも

家の設計やデザインを重視するあまり、それに見合う土地が見つからず、建築作業になかなか着手できない可能性もあります。言うまでもなく土地は住まいの基本となるため、土地が決まらないことには家づくりもできません。

また、周辺環境へのこだわりが強い場合、家の設計次第では希望の土地を選べないことも考えられます。満足できる立地環境が得られないケースも事前に考慮しておきましょう

「土地」から探す場合のメリット・デメリット

「土地」から探す場合のメリット・デメリット

「住まい選びは土地探しから」と言う方も多いですが、その場合のメリットとデメリットも確認してみましょう。

【メリット】立地などの周辺環境を重視できる

土地から探す場合、特に立地を重視することができます。施設の有無や駅へのアクセス、子どもの学区・生活環境が整っているか、防災・災害の観点から安心できるか、自然が豊かな環境か、といった周辺環境の希望を第一に考える方にはおすすめです。また、大きな家・敷地が欲しいと考えている場合も、土地から探したほうが希望を実現しやすいかもしれません。

先に土地を決めてから家の設計に入るため、家から決めた場合と比較して、設計段階で見積もった材料費などが変動するリスクも抑えられるでしょう。

【デメリット】地盤などの条件が悪いと希望の家が建築できないことも

選んだ土地によっては建ぺい率と容積率、高さの制限などでプランに支障がでることがあります。3階建てを希望して土地を購入したにも関わらず、詳細に調べてみると高さの制限があり、2階建て構造の家しか建てられないケースもあり得るのです。

道路や隣の土地との高低差がある場合、盛土をしている場合、上下水道やガスの引き込み工事がされていない場合、軟弱地盤などの場合は家の建築を開始する前に対策工事が別途必要となるケースもあり、予定外の出費で最終的な予算にも影響が出るかもしれません。土地の購入を決める前に、信頼できる専門家に相談しておくと安心です。

おわりに

今回は、住宅の一次取得者向けに注文住宅を建てる際は、家と土地のどちらから探すべきか、双方のメリット・デメリットを踏まえてご紹介しました。

家から決めれば注文住宅らしい自由な設計ができる一方で、立地などの選択肢が限られてしまう可能性があります。反対に、土地から探す場合は立地を重視することができますが、十分に下調べをしておかないと希望の家を建てられないケースが考えられます。

家と土地、どちらから決める場合でも、まずはしっかりとしたイメージを持つことが大切です。新しい家に住むことになる全員の希望についてしっかりと話し合った上で、具体的な希望内容をまとめておきましょう。

よかったら記事のシェアをお願いします!
ジャパわん
facebook
X
LINE
URLをコピー