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地盤サポートマップを活用して、防災リスクと避難場所をチェック!
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私たちが住む日本には、地震・洪水・土砂崩れなど、さまざまな自然災害のリスクがあります。災害への備えとして、ハザードマップを活用されている方も多いでしょう。

ジャパンホームシールドが提供する「地盤サポートマップ」は、地盤の強さなどを知ることができるサービス。地盤情報だけでなく、災害リスクや防災情報も調べられるので、ハザードマップとしても活用できます。

今回は、ジャパンホームシールドのキャラクター<ジャパわんファミリー>のママと娘と一緒に「地盤サポートマップ」を使ってご家庭の防災リスクについて学びましょう。

地盤サポートマップはこちら

 

<登場人物>

fig-introduction

1. 地盤サポートマップの使い方

基本の機能を知ろう

ママ

地盤サポートマップは、インターネットで使える無料の地図サービスで、地盤に関する情報を見ることができるのよ。

今日は防災のお勉強をするって言ってたけど、地盤サポートマップを使うの?

ママ

そうなの!地盤サポートマップは災害予防に役立つハザードマップとしても役立てることができて、次のような機能があるのよ。

 

  1. 地盤の情報
    過去に調査を行った時の地盤の強さや、地形(土地の成り立ち)、古地図(昔の土地の様子を知ることで、地盤の強さが想像できます)などを表示します。

  2. 地震の防災情報
    地震が発生した時に揺れやすいかどうかや、大きな地震の発生する確率など、地震に関する防災情報を表示します。

  3. 水害の防災情報
    土砂災害や洪水で浸水が想定される地域を表示します。

  4. くらしの情報
    公園や医療施設など、生活に必要な情報を手軽に調べることができます。

  5. 避難場所
    地震、洪水、崖崩れなど、災害ごとの避難場所を表示します。

 

災害のほかに、くらしの情報や避難場所も分かるなんて、すごいね!

ママ

今日はそのなかでも5つの項目について詳しく見ていって、災害が起きた時に困ったことや危険なことなど、どんなことが起こるかを前もって知っておきましょう。

地震とかがきてからだと焦っちゃうだろうし、事前に調べて準備することが大事なんだね。

 

使い方を詳しく解説

 

ママ

まずマップを開いて、調べたい場所の住所を入力検索するか、地図の調べたい場所をダブルクリック!この場所の災害リスクのポイントをまとめて確認することもできるし、防災情報から見たい情報を選べばもっと様々なことが分かるようになるわ。

私でもできた!思っていたよりも簡単♪

ママ

使い方のポイントとして、防災情報をいくつもチェックすると地図が見えづらくなるから2つくらいがおすすめよ。

 

地震時の揺れやすさ

map_earthquake

ママ

『地震の防災情報』を開くと、すぐ下に<地震時の揺れやすさ>があるわ。

チェックを入れたら、東京の西側は薄いオレンジになった。東側が濃いオレンジ!

ママ

色で揺れやすさが分かるようになっているの。赤に近くなると揺れやすくて、真ん中が黄色、青色は揺れにくい地域よ。

本当だー!青色のあたりは高尾山って書いてあるね。お山だと揺れにくいんだね。

地震の発生確率(震度5弱以上)

map_earthquakeProbability

ママ

<地震の発生確率(震度5弱以上)>もチェックすると、さらにリスクが分かるのよ

全体的に濃い紫色になった。震度5以上の地震が起きる可能性は26%〜100%だって!どこにいても大きい揺れの地震が起きる可能性があるんだね。

洪水浸水想定

map_flood

ママ

次は、『水害の防災情報』から<洪水浸水想定(10〜100年に1回)>をチェックすると…

東京の東にある、大きな川の近くは薄いオレンジ色だ!

ママ

東京の東側では土地が低いので、洪水のリスクがあるのね。この間行った東京駅や皇居の近くはどうかしら。

薄いオレンジ色のところに近いけど、東京駅にも皇居にも色がついてなかったよ。高くて安全なところにあるのかな?

ママ

その通り!

それから、東京の南側を見てみると、多摩川に沿ってオレンジ色のエリアがあるわ。この前の台風で、お家が水に浸かってしまったところかもしれないわね。

 

土砂災害危険箇所

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ママ

今度は、<土砂災害危険箇所>をチェックしてみましょう

さっき高尾山は揺れにくい青色の地域だったけど、<土砂流危険渓流>の紫色がいっぱい!

ママ

23区に大規模な危険箇所はないけど、港区や世田谷区には小さな危険箇所が結構あるわ。日本は、国の7割が山だし火山も多いの。台風による水害や土砂崩れの危険もあるの。

どこに住んでいても災害が起こる可能性があるから、知ることって大事だね。

避難場所

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ママ

そういうことよ。最後は『避難場所』。ここは<地震・洪水・内水氾濫・崖崩れ>など災害によって、項目が分かれているの。まず<地震>をチェックすると、人が走るアイコンが出てくるわ!

東京の真ん中だと<地震>と<洪水>はほぼ同じ場所が避難場所に指定されているね。

ママ

大体、近くの小・中学校が避難場所になっているケースが多いわね。

お家が多いところでも、<崖崩れ>をチェックすると避難場所が増えた!

ママ

そうね。住宅街でも、盛り土をしたところに家を建てたり、川の支流があったりするからよ。

<大規模な火事>をチェックしても、<地震>と<洪水>は、ほぼ同じ場所だ。

ママ

大きな公園や広場、団地や大学の敷地など、広くて安全な場所や安全な構造の建物ね。

地震で火事も起きるし、熱や煙から避けるのに広い場所が指定されているんだ。

ママ

そのとおり!災害が起きる可能性や起きたときにどんなリスクがあるのか、大体分かってきたんじゃないかしら。次の章では『避難場所』を決めて、道のりを確認するわよ。

 

2. 避難場所までの道のりを確認する

周辺の危険エリアを確認する

ママ

『避難場所』を決める前に、家の周辺にどんな災害の危険があるのかを確認しましょう。

それも地盤サポートマップで、見られるんだよね!

ママ

家の近くに崖があれば土砂崩れ、川や用水路があると浸水被害。海の近くなら津波や高潮の危険があるし、埋立地なら地面がドロドロになる液状化が起きることもあるわね。

地震でビルが壊れたりしないのかな?そういうのは地図では分からないよ!

ママ

いい質問ね!『避難場所に向かう道のり』は近さだけでなく、安全に移動できるかどうかも考えて決めるのよ。実際に歩きながら、危険な箇所も見ていきましょう

 

避難場所とルートを決める

ママ

実は避難する場所は、大きく2種類あるの。「避難場所」は緊急時に一時的に避難するところで、大きな公園や広場が多いわね。「避難場所」は災害によって家に戻れなくなった人が一定期間、滞在するための場所で小学校や中学校などが一般的ね。

じゃ、今回はどっちに行くの?

ママ

公園はいつも遊んでいるから、どこにあるか知っているよね。だから、今回は家から近い「避難場所」の学校に決定!

わーい!ママと一緒に“防災散歩”だ。必要なものは何かあるかな?

ママ

スマホで地盤サポートマップを見ながら歩くわよ。市役所などで配布している防災マップがあれば、その都度、書き込めるから便利ね!

スマホやタブレットがあると危険な箇所も写真に撮れる!ママ、忘れないでね!

ママ

りょうかーい!

 

防災散歩で気づいたこと

ママ

まずは道のりの確認をしましょう!

避難場所に行くまでの道に、川の近くを通る道があるけど、大雨などで川の水が増えていることもあるからこの道を通るのはやめようね。

はーい!いつもはほとんど川の水がないけど、大雨になったらどのくらい増えているかわからないもんね。

川の近くは洪水の可能性もあるため避けるようにしましょう

 

ママ

それから地下道。横断歩道の代わりに使うこともあると思うけど、ここも大雨の時は地下の道に水があふれていたり、危ない可能性があるから避けておこうね。

地下道も水はけが悪い場合足元が悪くなったり浸水している可能性があります

 

ママ、この道よく見たら凸凹になってるよ。

ママ

本当ね!普段歩いている時は気をつけられると思うけど、災害が起きて焦っているときはこういった小さな段差でも転んでしまう可能性があるわ。

よく気づいたわね、気をつけて歩くようにしましょう。

うん!道が凸凹してるっていうことに防災散歩をしてみて初めて気づけたよ。

平常時は気をつけて歩けていても、焦っている時は転んでしまう場合があります

ママ

工事中の建物があるわ。地震の揺れや、暴風などで工事の設備が倒れてくる可能性もあるから、遠くから見えたら避けるなど、気をつけて歩きましょうね。

工事の場所はいろいろ変わるし、毎日歩いている時から気をつけて見ておいたほうが良さそうだね。

工事中の家の近くは避けるようにしましょう。他にも、塀のでこぼこや壊れているような箇所には注意です

ママ

さぁ、避難場所に着いたわ。学校の入り口まで案内してくれるかな?

うん!入り口はここの門から入るんだよ。あとね、奥の方に体育館があるよ。体育館で避難している人たちをよく見るよね。

ママ

そうね。避難場所の入り口や施設内での避難エリアも把握しておくことが大事よ。

3. おわりに

今回は、「地盤サポートマップ」を使って、家の近くに潜む「防災リスク」と「避難場所」の確認方法をご紹介しました。

ジャパンホームシールドは、安心・安全な家づくりのために、地盤調査や解析業務を通じて、住宅の品質向上と性能の向上に取り組んでいます。自治体が提供しているハザードマップと合わせて「地盤サポートマップ」を、どうぞご活用ください。

 

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